アクロディアに久々に大きな動きがありました。
今月26日に発表されたニュースでは、アクロディアは来年1月1日付けで東証2部へ市場変更です。
マザーズ上場から10年が経過した上場企業の選択に基づきます。
そういう意味では、積極的な市場変更でもないので株価的には大きな変化はありませんでした。
むしろ、マザーズから追い出されたに近いのかも。いつまで居るねん!!ってな感じ。

しかし、マザーズ銘柄から2部銘柄になったことで、アクロディアは会社存続へいよいよ待ったなしです。
数年以内の業績回復&黒字転換が、至上命題となります。
2部では、上場維持がマザーズ以上に厳しくなるので今までみたいに赤字継続・拡大であれば上場廃止基準に抵触します。
そういう意味では、マザーズはぬるま湯です。
そもそも、今までアクロディアが倒産もせず上場廃止にもならず、おまけに万年赤字でも企業として生き残ってこれたのはマザーズ銘柄であったからだということもできます。
マザーズは、新興市場というだけあってずっと赤字でも上場維持が可能です。

おじさんもかつて、株式投資を始めた当初は、ずーっと赤字なのになんでこの会社ってやっていけるんだろうと不思議に思ったものです。
そんな色々な株式会社の仕組みやからくりは、そもそも、アクロディアみたいな疑義のついた会社が教えてくれたように思います。

ただ、最近のアクロディアの取り組みには本気がうかがますのでおじさんは引き続き応援します。
かつての新興IT企業の雄、復活に期待です。

ゲームアプリ開発会社という側面が薄れつつあるアクロディア。
インターホンlot関連の製品や、テクニカルピッチという野球の投球時の分析に役立つ、ハイテクピッチングマシーンなどの独自技術も有しています。
グアムのビンゴマシーンに焼肉横丁はひとまず置いておきましょう。

財務や業績は引き続き危険水域ですが、筆頭株主含め、支援者も多いので当面の倒産は無いでしょう。
っていうか、数年間、疑義がついたまま鞍替えってのもなかなか珍しいケースだとは思います。
すなわち、疑義注記企業の老舗ってことですね。
株価も低迷中でパッとした値動きも最近ありませんが、来年は東証2部を舞台に大いに暴れてもらいたいです。
頑張れ、アクロディア!!