ここ数ヶ月で、サンバイオやSOSEIを差し置いて、マザーズ1の人気企業へと変貌いたしました。
アンジェスは今、新型コロナウイルスに対峙する先鋒バイオベンチャーとして突っ走っております。DNAワクチンの開発に取り組んでおり、市町村や国レベルでの支援も受けています。

創薬の上市というのはとてもハードルが高く、過去にも幾多の企業が上市に至らず撃沈してきています。最近であれば、サンバイオやアキュセラインクの開発中の創薬が有意差なしと発表してから、数日連続ストップ安というのが記憶に新しいですが、バイオベンチャーにおいてはザラにある出来事のひとつです。
そういった市場の期待と不安がアンジェスの株価推移でも見て取れます。

去る20.5/8、年初来高値の2455円をつけてから突如急落。下がりに下がって一時、1200円台にまで足を突っ込む肝を冷やす荒れ相場となりました。昔からアンジェスを見ているおじさんですので、このような動きはアンジェスならあり得るなと分かるのですが、株式投資初心者がもし最初にここから参戦すると、とんでもない洗礼を浴びることになっていたことでしょう。

そんなアンジェスですが、今後のお話をしていきます。
ポジショントークや買い煽りと言われそうですが、おじさんは今現在、たかだか「200株ホルダー」ですので、結構中立的な見解かと思います。無責任なノンホルでもなければ、買い煽りしなければならないような全力買いでもありません。
タイトルにアンジェス7と記載していることから、昔から注目している点も疑いの余地はありません。

ホルダーの中には、不安に思いながら株を持ち続けている人もいるもんです。
こっそり高値で掴んでしまい含み損を抱えている人や、買い増しに失敗した人もいるでしょう。
アンジェスで利益を上げるって結構難しいと思います。
アンジェスを江戸時代から見てきたおじさんの予想では、新型コロナウイルス対策の国策銘柄になりつつあるこの状況、おそらくいずれかの場面で前回の高値2455円を更新していくでしょう。もちろんじゃじゃ馬アンジェスですので、右肩上がりの一筋縄ではいきません。機関が何度も圧かけてきますよ。
しかし、先ほどバイオベンチャーに失敗は付き物というお話をしましたが、今回のアンジェスを取り巻く環境は一味違います。

外堀がかなり固められているのです。新型コロナウイルスと戦うには、早期に開発から供給までの態勢を整える必要があります。
そのアンジェスに続々と協力・支援する企業が集まっています。

・大阪大学
・タカラバイオ
・ダイセル
・EPSグループ
・フューチャー
・3Dマトリックス
・ヒューマンメタボローム
・新日本科学
・AGC
・Cytiva

他にもありますが、これら多数の企業がアンジェスだけでは補完できない分野の支援を名乗り出ています。
過去に、ここまで大きく手を広げて強力体制を打ち出したことってありましたっけ?
サンバイオやアキュセラの時はどうでした?
もはや、アンジェス1社だけの問題ではない次元の話になっています。

治験や動物実験に失敗したら暴落するのでは?
確かに、直後は暴落するでしょう。1000円を切るかもしれません。しかしその後はどうでしょう。早期に回復していくものと予想しています。開発を中止しない限り負けはありません。むしろ支援金が増えたり大手企業のスポンサーが登場するかもしれません。

時価総額が高く、上値が重いでは?
そうですね。上場した当時と比べると、増資増資で株式発行数が増えまくっていますね。
だから何?
そもそも、最近までアンジェスが1000円超えることすら想像されていませんでした。株は需要と供給。今後、治験で結果が伴う、またはメディアなどで認知され需要が高まれば、2000円や3000円は十分達成可能です。

アンジェスの創業者である森下竜一先生が、ここ最近毎日のようにテレビに出演されていますので会社のさらなる人気化は時間の問題ですね。