プラス思考でいこう、とかポジティブシンキングでしょうとかは、啓発系セミナーでよく使われます。

いいことですね。



でも、おじさん、世の中は基本的にネガティブで回っていると思います。



株価の上がり方って知ってます?

景気がよくなったり、企業にとっていい情報などがあれば、小幅の上下を繰り返しながら、緩やかに上昇
していくパターンが多いんです。

逆に景気が悪かったり何か悪い情報が出回れば、株価って急転直下で下落していくなんてことはよくあります。

半年かかって上昇した数値が3日で元の水準まで下落するとかザラですね。

つまり、人間は損をするのが恐い生き物ってことです。



例えば、100万円の価値がある株券を持っていたとしましょう。

その価値が景気がいいせいか110万円・・・115万円とどんどんあがっていきます。

しかし、115万円になったところでしばらく株価は足踏み状態が続く。

あれ?値動きが鈍くなってきたぞ。

株価はこのまま上がっていくのだろうか?

もしかしたら下がり始めるかもしれない。

今売れば、115万-100万=15万の利益だ!
って計算してしまうと、もはや売ってしまうんですよね。
120万円になるまで待てないんです。

逆に、100万円の株券が、購入と同時にみるみる値段を下げていくとしたらどうでしょう?
90万円・・・80万円。

ヤバい。もうすでに含み損で20万円も損してる。

このままこの株を保持していると、さらに損が膨らんでくるかもしれない。
さぁ、どうしよう。

こうゆう状況の場合、たいていの人は売らずにその後も保持し続けてしまいます。

売ってしまうと20万円の損が確定してしますが、売らずに持ち続けていれば、いつかまた元の水準・値段にまで戻るかもしれない、と考えるんです。

こうして、下がりきったところであきらめて売ってしまう。

これが、株価はジェットコースターと言われる所以です。

少し上がって、大きく下がる。日本株には顕著に表れますよね。