今場所は、近年稀にみる混沌とした場所でした。
白鵬・稀勢の里ほか、人気力士数名が相次いで休場。
その影響で、誰が優勝してもおかしくない秋場所でした。

ただ、終盤の相撲内容や雰囲気を見ていると、一時単独トップに立った豪栄道の精神力の脆さが垣間見れた場所でもありました。

後半戦の松鳳山に負けたあたりからリズムが狂い連敗。
相撲内容も安易な引き技を連発し、千秋楽の日馬富士戦も相撲に集中できていないような取り組みでした。
一時期の稀勢の里を見ているような、綱取り場所の元・大関魁皇を見ているような、そんな錯覚を覚えました。

目の前の優勝が見えてくると、途端に弱くなった感じがします。
それと同時に、幕の内最高優勝というのはそれほどの重圧なのだなということも理解しましたが。

ただ、他の力士ならともかく、豪栄道に関してはちょうど昨年の秋場所に「全勝優勝」をしているので、本音を言えばその重圧を跳ね返してほしかった。跳ね返す力のある力士だとも思いますし、それだけに相撲ファンの落胆は大きかったと思います。

ただ、御本人も、この経験を良かったと思えるぐらい今後に繋げていきたいとおっしゃっていましたので、次回以降に期待しましょう。

その半面、日馬富士の気迫と精神力はやはり横綱にふさわしいなと思いました。
序盤で3敗をした時点で、中日までに休場かとも囁かれていましたが、その周りの雑音をかき消し、見事一人横綱の意地を見せましたね。

特に、千秋楽の対豪栄道戦の本割と優勝決定戦での気迫には鬼気迫るものを感じました。
あの顔を見れば、どちらが勝つかは取組前からすでに一目瞭然。
優勝に関しては、おじさん的にはもう13日目終わった時点で、「今場所は日馬富士やなっ」ってつぶやきましたもん。

横綱として、11勝4敗という成績は決して褒められたものではありませんが、一人横綱の重圧を跳ね除け、休場危機を跳ね除け、栄冠を勝ち取った日馬富士はとても素晴らしい。

白鵬の陰に隠れがちな日馬富士ではありますが、横綱在位30場所、幕内最高優勝回数9回は大横綱といえる成績です。

しかも、横綱にしてあの小柄な体格ですよ。すぐに投げ飛ばされそうなあの身体で5年も横綱を務めているんです。
本当に素晴らしいお相撲さんです。

相撲の話も今後、ホームページの方にもまたぶっこんでいきますんでよろしくです。

「おじらぢ財テクカフェ」


白鵬ともども末永く応援していきたい横綱ですね。
力士のみなさん、今場所もどうもお疲れさまでした。
出羽出羽。