昨年の11月16日に、同社史上最高値の1株96000円を付けたAI insideが、今まさに正念場を迎えています。

きっかけは2021.4/28付のIR
「 OEMパートナーである大口販売先(NTT西日本)ライセンスの不更新見込に関するお知らせ」
です。

(概要)
NTT 西日本は販売したユーザのサービス利用定着に向け、本日時点においても最大限営業努力を継続 しており、また当社からも OEM 提供元としてのサポートを行っておりますが、ユーザの利用シーンに まで踏み込んだご提案をするまでに至ることができず、多くのユーザが「おまかせ AI OCR」のライセ ンスを 1 年間の最低利用期間を待たずに解約しております。これを受けて NTT 西日本から当社にも、 当社が NTT 西日本に対して利用許諾している DX Suite Lite プランのライセンスのうちユーザが利用 していない未使用分について期間満了後の更新を行わない旨通知がありました。その結果、2021 年 3 月末時点で当社が NTT 西日本に対して許諾しているライセンス数 9,284 件のうち、2021 年 5 月から 6 月の不更新見込件数は合計 7,636 件となります。(IRより一部抜粋)


要するに、「あんたんとこの製品もう今後は使いませんわ〜っ」て通知されたってことです。
売上23億円のうち、最低でも17億円が吹っ飛びそうですわ〜っという内容でした。

翌4月30日は、取引成立せずのストップ安まで売り込まれました。
今回のIRは、会社が倒産するような内容では決してありません。しかし、何が問題かというと、この会社は今後の成長力が期待されて今までかなり過大に評価されていた節があるんですね。

それは4/28の終値1株37300円という驚異的に高い株価にも表れています。グロースの中のグロース、ハイパーグロース株ですね。成長力や目新しさで、実態より過分に評価されていた会社の成長力にブレーキがかかった、会社がウリにしていた目玉商品にケチがついたとなるとそれは一気に株価下落の引き金になるわけです。

この株は1単元保有だけでも、約400万円近く資金が必要なので、資金に乏しいおじさんみたいな弱小投資家には無縁な株ですが、ボラティリティが高く人気があり信用買い残も多いので、個人でも数百万、数千万円単位の損失を抱えている人がいる模様です。もし当事者であれば、最悪のGWでしょうね。

毎年、数百万円レベルで利確していたが、今年はこの株だけで数千万円の損失を被りそうという方の話も聞きました。まさに、株あるあるのひとつ「コツコツドカーン」ですね。

連休明け、一体どこまで下落するのか???
もし5月6日(木)にストップ安値(23300円)をつけるようなことがあれば、翌7日は値幅28300円〜3300円となり、日本株式史上初の、「下限20000円幅」の取引が行われる可能性があります。
実現すれば歴史に残るとんでもない出来高、激しい売買の攻防が見られるかもしれません。有休取る人もいるでしょうね。
過去の「アキュセラショック」や「サンバイオショック」をも超える出来事が起きるかもしれません。
要注目です。

<株価予想>
おじさんの勝手な予想ですが、5日(木)おそらくストップ安張り付き。
翌金曜日に関しては、さすがに3300円付近には落ちないでしょう。10000円は割れない、株価4桁はまずないです。寄り付きは前日の木曜日の終値をやや下回る程度の20000〜23300円。よく頑張って掘っても一時的に18000円を割る水準まで落ちるか、落ちないかのレベル。もしくは逆に前日の終値23300円を超えてきて、すったもんだして、終値20000〜25000円付近ってとこでしょうか。

AI insideぐらいの注目されている会社だと
「10000円以下なら欲しい」「10000円以下なら買える」って人がゴロゴロいるんですよ。たくさんいるってことはそこまで落ちないってことです。
ただ、ファンダでもテクニカルでもありませんので、外れたらごめんなさい。

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-7000って、昨年おじさんが「インターファクトリー(4057)」を半年信用取引で保有した後、損切した額をたった1日で超える値幅です。
恐っ!!